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珍しい具材もよ~く“しゅん”でます!日本一の老舗おでん店を直撃!


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冬になりコンビニでおでんが販売され始めると、無性に食べたくなりませんか?

「おでんはコンビニでしか買えないと思っていました」と中国人リポーターが語るくらいに、おでんといえばコンビニのイメージが強いですよね。

 

でも、「コンビニでしか買えない」なんてことはありませんよ。

日本にはたくさん、おでんの専門店があるんです。

 

噂を聞きつけやってきたのは、道頓堀にある「たこ梅」さん。

 

なんとこのお店、弘化元年(1844年)から、170年以上続く老舗のおでん屋さん。

「日本一古いオデン屋」とされ、作家の織田作之助や開高健などの小説にもたびたび登場するんだとか。

 

テーブル席もありますが、来店したらぜひ、カウンター席に座ってみてください。

目の前でお鍋を見ながら、料理の注文ができますよ。

 

お鍋の中には具材が沢山入っています。

以前、私は韓国人の友人とおでんを食べに行った事があるのですが、彼は日本のおでんの具材の多さに驚いていました。

沢山の具材をぐつぐつと煮込むのは、いろいろな旨味をお出汁に溶け出させるため。旨味の溶け出したお出汁を具材がたっぷり吸収してることを、関西では“しゅんでる”と言いますよね。
まさにその状態、格別においしくなるんです。

 

さらに、たこ梅の名物は、2種類あります。

ひとつは、たこの甘露煮。真蛸を伝統の出汁で炊いたものです。

 

もうひとつは、くじら。

 

くじらは、コロ(皮)、すじ、さえずり(舌)の3つの部位があります。

 

お店の人曰く、さえずりが一番食べやすいとのこと。

リポーター、くじらのおでん、初体験です!

 

「とても濃厚な味。なんて言うんだろう。リッチな食感!」

リポーターの幸せそうな顔からも、おいしいんだろうなぁという事が伝わってきますね。

 

 

ちなみに、おでんは「関東炊き」とも呼ばれますが、これには諸説があります。そのうちの一つを紹介しましょう。

それは、中国の広東省の料理を日本人が真似て作ったという説です。

中国の広東の人が鍋で煮て作っている料理=広東炊き=かんとだき=関東炊き、となったとか。

もしかしたらおでんのルーツはまさかの中華料理だったのかも…

 

 

 

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投稿者KAPPA(日本)