2018.09.25 Tue
日本の熟語を逆さまにしたら、どんな意味の中国語になる!?検証してみた!
中国の漢字が日本に伝わってきたのは約1600年前です。年月が流れ、中国と日本の漢字の書き方や意味はどんどん変わっていきました。
中国の上海から来たチンくん、日本に留学しに来てから、日本と中国の漢字のある面白い関係性に気づきました。
それは、「日本人が中国の漢字を逆さまに使っている事」!
ということで、彼は日本人女子・西野ちゃんと一緒にこの関係性を検証することにしました。
日本の熟語を逆さまにしたら、同じ意味の中国語になるパターン
まずはこちらの熟語
日本語で、「探偵」と書かれています。
これは、チンくんが「名探偵コナン」の日本語タイトルを見た時に「タイトルの字幕が間違っているんじゃないか?」と思ったのがきっかけ。
なぜなら、中国語の探偵は「偵探」と書くんです!日本語と逆!
実は台湾人の私も、日本に来る前、日本のアニメやドラマを日本語の勉強も兼ねて見ていたんですが、名探偵コナンを見て、チンくんと全く同じ反応をした記憶があります(笑)もしかしたら日本語を勉強している外国人にとっては結構あるあるな経験かもしれませんね!
日本に来てから、更にたくさんの「逆さま漢字」を見つけました。
例えば、
日本語の「運命」は、中国語では「命運」。
日本語で「平和」は「和平」。
日本語で「紹介」は「介紹」。
日本語で「情熱」は「熱情」。
などなど!言い出したらキリがないくらい。
日本の国語の授業では、漢文を勉強するときに「返り点(レ点)」を使って言葉を逆さまに読む方法を習うみたいですね。このことからも日本語と中国語では言葉が逆というのが分かりますよね。
日本の熟語に逆さまにしたら、全く違う意味の中国語になるパターン
「生花」という熟語はどうなるでしょうか。
日本語では花をいけるという意味ですが、
その「生花」を逆さまにしたら、「花生」。
中国語で「花生」とは、落花生。要するにピーナッツを意味します。
同じ字なのに、逆さまにすれば全然違う意味の漢字になるなんて!なんだか面白いですよね!
他には、日本語の「応答」という熟語。
逆さまにしたら中国語の「答応」(繁体字:答應)という言葉に。
この「答応」は、問いかけや呼びかけの意味ではなくて、「人と約束をする」時に使う言葉。意味が全然違いますよね!
日本語と中国語で同じ漢字なのに全く違う意味になるパターン
先ほど紹介した「情熱」。
中国語で全く同じ意味は、逆さまにした「熱情」になります。
が、「情熱」という言葉も中国には存在します。ただ、意味が変わっちゃいます。
性欲に関する言葉で「ムラムラする」に近いような表現なんです…!未成年の前ではあまり大きい声で言えない言葉に…!それを知らずに「情熱」って使ってしまうとちょっと恥ずかしい思いをしちゃいますね(笑)
こちらのパターンは以前ビックリ日本で紹介しました!興味がある方は是非見てみてくださいね!動画はこちら!
チンくんは他にも様々な「逆さま漢字」を紹介してくれました。日本人代表の西野ちゃんとの会話はほのぼのしてて、そこも地味に見どころです!
是非、ご覧くださいね~!

投稿者KINI(台湾)