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島根にあるパワースポット「粟津稲生神社」の珍風景って?


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島根県の出雲市と聞けば、多くの人が「出雲大社」を思い浮かべるのではないでしょうか?

最強の縁結びスポットとして名高いこの神社ですが、島根県には他にも様々な神社があります。その中でも今回は、ある珍しい風景を見られる、ちょっと変わった神社をご紹介しましょう。

やってきたのは、出雲市・平野町。

 

見渡す限りの山、そして田んぼ。
一畑電鉄大社線、高浜駅から10分ほど歩くと、赤い鳥居が見えてきます。

 

そう、ここが今回の目的地、「粟津稲生神社」です。

 

「稲生」という漢字、そして連なる鳥居からピン!ときた方もいらっしゃるかもしれませんが、ここ、「粟津稲生神社」は、伏見稲荷の分霊を祀ったと伝えられています。

稲荷神社は全国にたくさんありますが、ここは全国でも約20か所しかない、「稲生」という漢字をあてるという意味でも珍しい神社です。

 

「珍しい景色ってこれのこと?」と連なる鳥居を見て台湾人レポーターは頭にハテナを浮かべますが、残念。これもすごいけれど、さらなる珍風景がこれから待ち受けているんですよ。

参道を歩いていくと、奥に本殿が見えてきます。

 

と、ここに来た時に「カンカン カンカン」と耳なじみのある音が聞こえてくるではありませんか。そして、次の瞬間…

 

参道と本殿の間を電車が通過!!!!これにはレポーターもビックリ。開いた口がふさがりません。でもこれ、いろいろと大丈夫なの…?

だって、「お稲荷さん」といえば、「一度お参りしたら今後もずっとお参りしなくてはならない」とか、「願い事をして叶ったなら、必ずお礼をしなければならない、しなければ祟られる」とか、様々な怖い迷信があることでも有名です。
そう考えるとちょっと、ぞわぞわしちゃうのはわたしだけでしょうか?

なんて言いましたが、これらの迷信はすべて根拠のない噂。安心してこの貴重な神社を見に行ってみてくださいね。

 

こういったお稲荷さんの不思議な言い伝えに興味がある人は、森見登美彦さんがこれらをモチーフにした「きつねのはなし」という小説を書いているので、こちらを読んでみるといいかもしれませんよ。

 

 

 

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投稿者KAPPA(日本)