2019.05.21 Tue
日本人でも知ってるようで知らない!? NGなお箸マナー「嫌い箸」
日本では食事のとき、ほとんどの人が「お箸」を使っています。
もちろん、中国や台湾もそうですよね?
でも、日本では独自の「お箸マナー」がたくさんあるのはご存知ですか?大体の日本人は子どもの頃から基本的なお箸マナーを家庭の食事で教育されます。
その中でも、やってはいけないNGマナーを「嫌い箸」といいます。
この「嫌い箸」がなかなか難儀で、お箸マナーを教えられてきたのに、うっかり日常的にやってしまいがちなものもあるんですよね…。
今回はそんな日本人でもやってしまう「嫌い箸」をみなさんにご紹介します!
迷い箸
「あ~おいしそうな唐揚げ!あ、こっちにはヘルシーなサラダが~」
例えば、好きな料理がいくつも置かれていたり、豪華におかずが並んでいる時など、どれから食べ始めるか迷っちゃいますよね。
料理の上で迷う気持ちと一緒に、お箸がうろうろ~うろうろ~
ちょっと待って!これはNG!
これは「迷い箸」といわれる嫌い箸の一つで、日本では、お箸を食べものの上で動かすことが見苦しいと考えられています。
「今からこれを食べる!」と心の中で決め、お箸を運ぶことがいいとされています。でも、実際目の前においしそうな料理があると迷ってしまいますよね~。
寄せ箸
「遠いなぁ~。あのお皿の料理食べたいけど…遠い」ってときありませんか?そんな時、これしちゃってないですか!?
お箸でお皿をグイッ!
ちょっと待って!これもNG!
ちゃんと、自分の手で持って、近くに寄せてからお箸で食べましょう。そのほうがキレイに見えますよ!
刺し箸
お箸って挟んで取りづらいもの多いですよね。お豆さんとか、豆腐とか、ゆで玉子とか、丸くてツルツルしてるものは特に難しい…でも
えーいっ、ブサッ!
ぶっ刺したら簡単やん!
ちょっと待って!もちろんこれもNG!
これは「刺し箸」といわれていて、お箸を使い慣れていない子どもだと許されますが、長年お箸と生きている大人がやっては礼儀正しくありません。
刺し箸をしないためには、日々の鍛錬を積み重ねましょう!
指し箸
遠くの料理を取ってほしいとき、「あれ取って~」ってお箸で指し示すと分かりやすいですよね!
ちょっと待って!これ実はNGなんです!
「指し箸」といわれ、お箸を使って料理や人を指すことはよくないとされています。日本人でも結構やりがちですよね。お箸って常に手に持ってるから、ついついなにかを指すのに使いがち。だからこそ注意が必要ですね。
拾い箸
個人的に今回紹介するお箸マナーの中で一番お行儀が悪いと思います!
ちょっと待って~!すごくNG!
こんな風に、食べものをお箸からお箸に渡してしまうことを「拾い箸」といいます。また、この渡す様子から「箸渡し」ともいわれてます。
なぜこのマナーが個人的にワースト1かというと、日本では亡くなった方を火葬した後、遺骨をお箸で骨壺に入れます。その際、遺骨はお箸からお箸に渡してツボに入れるのです。
この行為を連想してしまうので、非常に縁起が悪い!「拾い箸」は日本では絶対NGマナー!
よく子どものころ親から注意されました…。食べ物を渡すときはきちんとお皿を使いましょう。
以上、5つの「嫌い箸」マナー、いかがでしたか?こんなマナー知らなかったという方もいると思います。
マナーなんか気にせず食事を楽しみたいと思う人もいるとかも知れませんが、美しい礼儀作法はいろんな場で自分をより輝かせてくれます。しかも、知ってしまったら守られずにはいられませんよね~?
誰とでも気持ちよく食事できる「お箸マナー」を知っていて損はない!ぜひ心がけてくださいね!

投稿者SEACH(日本)