ビックリ日本

今話題の「農業民泊」を初体験!第二の故郷ができました


中国語ページに移動 中文版

今、日本では「農家民泊」なるものが話題!

 

「農家民泊」とは、農村で日本ならではの伝統的な生活体験や地元の人々との交流を楽しむ旅のこと。“本来の日本”を味わえる旅として注目されているんです。

 

今回、私は日本での農家民泊発祥の地、九州・大分県の安心院(あじむ)に行って、そのカリスマお婆ちゃん、中山ミヤ子さんのお宅に滞在してきました。


こちらのかわいらしい方がミヤ子婆ちゃん。笑顔が素敵。

 

昔にタイムスリップ!?「舟板昔ばなしの家」

 

大分県の安心院は、山奥の景色が素晴らしい場所にあるのですが、交通手段はほぼ車のみ。さらにバスは週に2日だけ!とんでもなくアクセスが悪いです。

これが、古き良き日本の農家の風景が残っている理由のひとつ。

 

ミヤ子婆ちゃんが住む「舟板昔ばなしの家」は築120年以上の古い農家。

さすが大きい!

農家民泊で使う母屋のほかに、ミヤ子婆ちゃんのご家族が住む離れ、更に納屋などが並びます。

五右衛門風呂や、大きくて古いかまども!

今の日本ではなかなか見られないものが逆にSNS映えしますね。

 

宿泊は二階のお部屋。1部屋10名ぐらいは泊まれそう。

今回私たちは4人で行って、男女で2名ずつ2部屋に分かれて宿泊しました。

 

さすが農家のお家とあって、むかし養蚕で使った道具や、ご家族の荷物らしきものもそのまま部屋に置いてます。

旅館と違って親戚のお家に泊まりに来たみたいな気分。

 

2Fの洗面台は廊下から外に飛び出してテラス状態。

なかなか普通の旅館ではあり得ませんよね。

 

 

絶品自家製料理に舌鼓!

 

気になる食事は、なんとミヤ子婆ちゃんが目の前の囲炉裏で作ってくれる自家製料理!

普通、こんな料理だけでいい値段しちゃいますが、今回のこの農家民泊、宿泊料と朝・夕食込みで7,800円というからビックリ!!
(時期と内容で料金は変わる可能性があります)

 

この地域は水が綺麗なので、スッポンやドジョウの養殖もさかん。なのでこの日はスッポン鍋をいただいちゃいました。

(スッポン1枚5000円※プランと別料金)

 

コラーゲンたっぷり!スッポンのダシとミヤ子婆ちゃんが裏の畑で採ってきた野菜、

手作りのお味噌やコンニャクなど、本当に美味しい!臭みも全くない!

 

続いてドジョウ。

こちらもバタバタと元気なドジョウに、近所で収穫されたブドウを使ってミヤ子婆ちゃんが醸造した自家製ワインをたっぷりドジョウに飲ませ、串刺しにして焼きます。

見た目は少しグロテスクですが、これも全く臭くない!香ばしくて日本酒が進む味です。

 

 

一番の魅力はミヤ子婆ちゃんとの温かい交流!

ミヤ子婆ちゃんは25年ほどこの農業民泊をされてきました。

 

「こんなに長くやるとは思わなかった。自分はずっとここにいるだけで、全国からみんなが遊びに来ていろんな話を聞かせてくれるから楽しい」と笑顔で話してくれます。

今はこの農家民泊の魅力を伝えるため全国各地を飛び回って講演会もされています。

左に写っているのは娘の安都美さん。今後は英語も話せる安都美さんが後を継がれる予定で、外国人のお客さんにも英語で対応してもらえますよ。

 

このように農家に住む方々と深く交流するなんて、なかなか出来ない体験。

農家民泊を巡ってそれぞれの地元の生活をガッツリ体験するのは、海外旅行以上の魅力があるかもしれませんよ!

 

 

 

投稿者YURIPYON(日本)