色々なジャンルの神様が祀られており、それぞれの願いに合った神社でお参りをしたりお守りを買ったりしますよね。
例えば、皆さんご存知の京都・伏見稲荷大社は、主に商売繁昌のご利益があるといわれています。
一方、とても特別な分野の神様が祀られている神社も。
今回紹介する「淡嶋神社」もその一つ。非常に独特な神社!
実はここ、日本中の雛人形を供養するところで、婦人病や安産祈願、恋愛成就など女性のパワースポットとして有名なんです!
毎年全国からたくさんの人形が寄付され、境内だけでも2万体以上の人形があるといわれてます。スゴイ!
「淡嶋神社」は和歌山市の外れにある「加太」という静かな海辺の小さな街にあります。
ところが毎年3月3日、ひな祭りの日になるとこの神社はとても賑やかに!
それは、この日だけ行われる神事「雛流し」のために、全国からたくさんの人が集まるからなんです。
「雛流し」は、全国各地から奉納された雛人形と、願い事を書いた形代(かたしろ)を3隻の白木の小舟に乗せてお祓いされた後、海に流す神事。
現世の厄災を人形に肩代わりしてもらって、祈りをこめて流し送るんです。
本殿の中には、おびただしい数のひな人形の山が!
大人の身長くらいにまで積み上がってますね…!さらに写真に写ってない場所にもまだまだたくさん人形が並べられてます。
日本人形はどれもきれいな衣装で、表情が生き生きとしている人形も少なくありません。こんな人形たちが積み上げられていて、その怪しげな光景にギョッとする方も多いハズ。
美しい巫女さんたちが三隻の木船の隣に座って、これから見送るひな人形を一体一体、慎重に木船に載せていきます。
船に載せる際には、人形を掲げて参加者へしっかり見せてくれます。最期の別れを皆さんに告げるため?意味深です…
人形でいっぱいになった船は宮司と巫女が先導し、参加者みんなで持ち上げて海まで運びます。
この時、運ぶことができるのは女性だけ!
現場の女性の方たちの、我先に船を運ぼうという熱気に圧倒。さすが女性のパワースポットです!
現地の幼稚園の園児たちによる童謡「うれしいひなまつり」の歌声に包まれて、3隻の木船がいよいよ海へ。
いよいよクライマックスです!
雛人形たちは、先導する舟に引かれ沖へ沖へと向かって行きます。
宮司さん、巫女さんは手を振って、参加者は手を合わす人や、たたずむ人、涙ぐむ人…それぞれの思いが神の国へと流れていく時間です。
本当に心が澄みわたる瞬間でした。
いかがでしたか?
見た目のインパクトは強烈だと思いますが、他にも縁結びにもご利益があって、女性にとっては絶対に行っておきたい神社です。
ぜひ参拝しに行ってみてくださいね。
[投稿者:SON(中国)]
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台湾人リポーターが日本の夏祭りに出かけてビックリしたのは、多くの日本人が浴衣を着ていることだったそうです。
「なぜこんな暑い日に、暑そうな浴衣を着ているのだろう?」
今回は、大阪の夏の風物詩、「天神祭り」の会場でインタビューしてきました。
それもあってか、人々からは、「お祭りの雰囲気に合わせて」という声を一番に聞くことができました。
花火大会等のお祭りは、日本の伝統的で特別な行事です。だから、普段の服装とは違う少し特別な装いをするのかもしれません。
確かに、日本の大学では、卒業式の日は多くの女性が袴(着物の一種)を着用したり、
成人式では、女性は振袖(着物の一種)、男性は袴を着用します。
普段は洋服で生活するけど、大事な時くらいは日本人らしく和装をしようという和の心が自然と芽生えているのかもしれません。
また、インタビューを受けてくれた日本人男性は、「普段着より浴衣姿の方がかわいく見える」と答えてくれました。
やっぱり、好きな人には、かわいいとか素敵だと思われたいものですよね。だから女性はがんばって浴衣を着るのかもしれません。
今のところそんな予定は全くありませんが、わたしもいつか大事な人と浴衣を着てどこかに出かけてみたいと思っています。今年はできたらいいな…
さらに、韓国から来たというカップルは、「最初は暑そうと思ったけれど、着てみたら意外と涼しかった」と答えてくれました。
浴衣は、帯でぎゅっと締め付けはあるものの、裾や首元から風が入ってきやすい形になっています。だから、思っているよりは涼しいんです。
とはいっても、やっぱり着慣れていないし、帯で締めつけられているので動きにくいし暑いなとわたしは思います。
ただ、やっぱり非日常的で、着るだけでもるんるんしてしまうし、ちょっと無理をしてでも着たくなるものにかわりはありません。
リポーターは夏に浴衣、冬に着物と言ってくれましたが、最近は浴衣も着物も、1日レンタルして街歩きができるようなお店もあります。(しかも、どのお店も着付けやヘアメイクもしてくれます!)
私も大学を卒業前の京都への記念旅行で、友人と着物を着つけてもらって街歩きをしました。
実際の写真です。とても風情がありますよね。
お祭りに行くときや、特別な用事で遊ぶとき、利用して歩いてみると、和装の違和感やおもしろさを感じていただけるのではないでしょうか?
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