阪神電車は大阪と兵庫を結ぶ電車で、沿線沿いには甲子園や神戸など有名なスポットがたくさんあり利用者がとても多いです。台湾の「桃園メトロ」は桃園国際空港から台北市内を結ぶ電車で、こちらも沢山の方が利用されています。
じつはこの両社、相互連携協定を結んでおり、今回のラッピング電車はその記念なんだそう!台湾人の私としてはとても嬉しい!テンションあがっちゃう!
2019年3月9日に、そのラッピング列車のお披露目式があったので取材へ行ってきました!
朝10時ごろ、ゆっくりと甲子園駅のホームにラッピング列車が登場!
すぐ目に入ったのは、鮮やかな花模様。
こちらの模様は、台湾の客家(はっか)という民族の伝統的な客家花布(はっかはなぬの)をモチーフとしたデザイン。桃園は客家民族の居住地であるため、ラッピング列車のデザインには、客家に関わるイラストがたくさん見られます。
客家花布によく出てくる牡丹、アブラギリ、そして桃園市花である桃の花が、列車のあっちこっちに咲いています。キレイやわ~
他には台湾の有名観光スポットや、グルメ、文化、動物などのイラストも!
この台北101、中正紀念堂など、日本人が台湾に行く度にかならず訪れる場所。
そして台湾グルメである小籠包、臭豆腐、タピオカミルクティー、フライドチキンなど。
一番ビックリしたのは、「台湾ちまき」まで出てきました!懐かしい~
台湾ちまきの横には一緒につけるソース「甜辣醬(甘辛ソース)」まで描かれていました。なんて微笑ましいイラストなの!
さらに台湾の固有種まであります。タイワンザル、タイワンツキノワグマ、タイワンジカなど。
台湾の名物が6両の車両にぎゅ~っと詰め込まれてますよね!
さて、いよいよ列車の中へ!
赤い地面に台湾昔ながらのお遊び「ホップスコッチ」が描かれています。
それを見ていると、なんの悩みもなく、毎日楽しい幼少時代に戻ったのような感じ。ついついゲームを遊び始める私。
桃園メトロ関係者にインタビューをさせていただきました!
「ラッピング列車の企画は、約三ヶ月程かかりました。列車が駅のホームに入ってきた瞬間は、本当に感動しました!デザインは台湾側で決めて、阪神電車のスタッフにラッピングしていただきました。デザインを考える時は台湾の色々な文化や特徴をできる限り詰め込みたくて、かなり苦労しました。
日本で働いている台湾人は、そのデザインを見たらおそらくホームシックになるかもしれませんね!」
その通り!10年も日本で暮らしている私は、そのデザインを見た時に懐かしくて本当に泣きそうになりました!
この日は台湾から2人のゲストがいらっしゃいました。
一人目は、現在台湾のネットで話題のシンガーソングライター・黃小玫(Sandy)さん。今回、阪神電車とコラボした新曲「阪神電車で行こうよ!」を披露しました。軽快なメロディで手拍子をしたくなる雰囲気で現場は一気に賑やかに!
もう一人は、世界的に有名なチェリスト・張正傑さん。バッハの「ソロスイート」を演奏してくれました。チェロの音色が広がり、私の心に染みました!「ブラボー」と叫びたいぐらい素晴らしかった!
最後に、駅員さんの服装に着替えたSandyさんが再び登場、
駅長さんと一緒に出発の合図をしてラッピング列車が発車していきました。
Sandyさんにもインタビューさせていただきました。
Q:阪神電車沿線の中で一番印象に残るスポットは?
A:神戸どうぶつ王国が凄く印象に残りました。カピバラと近距離で接するのは初めてなので、凄く嬉しかったです。あとは六甲山の雪山にもビックリしました。市内から近いのに、雪が見られて、スキーまでできるなんて本当に不思議!
当日のダイジェスト映像はこちら!
このラッピング列車は約一年間、阪神本線などで運行されますよ。
運良く出合えたらラッキー!ぜひ写真を撮ってくださいね!
また、台湾の桃園メトロでは、逆に阪神電鉄PRのラッピング列車が運行されているので台湾に行った際はそちらも要チェックです!
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複雑な地形と数多くの島々で構成されるこの地は、「海」との関わりがとても深い港まち。
軍港として栄え、戦後はアメリカ文化に触発され国際色豊かな独自の文化を育んできました。町のいたるところに異文化のエキスが混ざった独特な雰囲気は佐世保の大きな特徴です。
今回は、台湾人リポーターSENKAが、佐世保の海風と異国情緒の風に惹かれてその魅力をたっぷり味わう2泊3日の旅行へ行ってきました!
夕方ごろに佐世保市へ到着。
まずは大自然のエネルギーを体中で感じるべく、九十九島へ向かいます。
今回の旅はここからスタート。
市内から車で20分程の所にある展海峰(てんかいほう)展望台からは、複雑に入り組んだリアス海岸と、208もの島々が織りなす美しい風景を大パノラマで望むことができます。
映画「ラストサムライ」の冒頭でも使用されたと言う九十九島の景色。いつ見ても綺麗なんですが、特にオススメは夕暮れ時のマジックタイム。
今回はこの時間を狙って来たワケです。
夕陽に照らされた水面と島々のシルエットのコントラストがまるで水墨画のよう…!
大自然が作り上げる造形美に心打たれた瞬間でした。
市内に戻ってくる頃にはちょうど日が暮れて、街並みも一気に異国感が漂います。
米国旗や様々なネオンサインが並ぶ姿はまるでアメリカにいるみたい。
さあ今夜はバーで楽しくお酒を飲みましょう!
何十軒もあるバーの中でもオススメなのはこちらの2軒。
こちらは佐世保に住む外国人に人気のバー。気軽にアメリカンな雰囲気を楽しむにはピッタリ。
夜の9時以降になると外国人が沢山来られるのでより楽しい雰囲気を味わえるかも!
こちらは佐世保のジャズの聖地とも呼ばれているJAZZバー。
不定期でジャズの生演奏ライブも開催されています。音楽好きなら絶対外せないバーです!
朝早くから楽しめるスポットでオススメは、佐世保駅から歩いて10分程の所にある「佐世保朝市」。
なんと朝3時からオープン!5時〜7時頃が一番品揃えが充実する時間なので、少し早起きして是非のぞきに行ってみてください。
新鮮な魚・野菜・果物や漬物・干物など美味しそうな食材に出合えますよ!
さて、今日は佐世保の歴史・生活・文化により触れるため、少し足を伸ばして離島へ向かってみましょう。
佐世保港フェリーターミナルから出港している高速船に乗って2時間半、訪れたのは「宇久島」です。
五島列島の一番北に位置し、自然に囲まれたとても美しい島。
宇久平港に到着して早速、釣りを体験させてもらいました。(事前予約が必要です)
外海に面しているので大物回遊魚も上手くいけば釣れるらしいのですが、今回SENKAが釣り上げたのはアジ。小ぶりながらも見事に釣れて大喜び!
続いて、港からほど近い場所にある「東光寺」へ。
1187年に建立された歴史の古いこのお寺の本堂には、閻魔大王像が安置されています。
死者の生前の罪を裁く神さまとして有名ですが、さて、あなたはこの閻魔大王像が笑っているように見えますか?怒っているように見えますか?
見え方次第で自分が死後、天国か地獄に行くかが予知できるとか…!?
次にやってきたのは島内の公民館。こちらでは武士の鎧を実際着付けてもらえる貴重な「甲冑体験」ができます。(事前予約が必要です)
15〜30分くらいで着付けてもらい、今回は特別にその近くの神島神社で撮影させてもらいました。
どう?この立派なサムライ姿!カッコいいでしょう?
時代劇のようなシーンを再現していろいろ撮影したのですが、とても重かったそうで「昔の人は実際こんな重い甲冑を着ていたなんて信じられない!」とSENKAは驚き。当時の武士に感心していました。
宇久島の大きな魅力は大自然にもあります。「大浜海岸」は海が生み出す壮大な芸術を感じられる場所。
火山岩に打ち寄せる波、そして砂浜から伸びた美しいグラデーションの海。
緩やかな丘に広がる草原にぽつんと佇む対馬瀬灯台と彼方に望む水平線。
どの場面を切り取っても美しい、まさにSNS映えなスポットです。
宇久島では、島民の方々のお宅に宿泊する「民泊体験」ができます。今夜はこの体験で島に一泊します。
夕ご飯はみんなで一緒に作ります。釣り体験で釣り上げた魚はここで調理して食べることもできますよ。
お刺身や宇久島の家庭料理がテーブルの上にズラリ。
どれもとても美味しそうです!
宇久島は、見知らぬ人も温かく迎え入れてくれる島民の方々の人柄も大きな魅力の一つ。
食卓を囲んでまるで家族のように接してくれるお父さん、お母さんの温かさに癒やされて、忘れられない素敵な夜になりました。
宇久島での楽しい経験を経て、再び佐世保市内に戻ってきたSENKA。今日は佐世保市内を散策します!
佐世保では「SASEBO港まち歩き」という英語対応可能のガイドさんと一緒に市内を案内しながら巡るプログラムがあります。(事前予約が必要です)
有名スポットの歴史やローカルグルメ情報などを教えてくれるのでオススメですよ。
佐世保のグルメといえば、やっぱり「佐世保バーガー」ですよね!
日本のハンバーガーの発祥といわれる佐世保には、数多くのハンバーガー屋さんがあります。
今回はその中でも有名な老舗「BigMan」に行き、元祖ベーコンエッグバーガーを注文しました。
見てください!この厚さ!これぞ佐世保バーガー!
ジューシーなパテと燻製ベーコンの香り、シャキシャキレタスとプリプリの目玉焼き、そして特製マヨネーズがまろやかに口の中で融合して絶妙なハーモニーを生み出します…絶品…!
佐世保に来たらマストなグルメです!
この3日間、さまざまな体験を通して、歴史の深さや佐世保の方々の温かさ、穏やかな空気に触れて心も体もすっかりリフレッシュできたSENKA。
ぜひあなたも「海風の国 佐世保」に吹く、さまざまな「風」の魅力を体中で感じてください。
今回紹介した場所やグルメは、長崎県佐世保観光情報サイト「海風の国」で詳しく紹介されています。他にも旬な情報が満載なので、ぜひアクセスしてみてくださいね!
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