ひとくちに「日本酒」といったって、種類はたくさんある。
ひやおろし?生酛?なんだそれ難しい、とりあえず飲めたらなんでもええやん?ってなってしまうのも仕方ない。
でも、ちょっと知識があれば、それだけでぐっと日本酒を美味しく飲めると思うんです。なので日本酒好きの私が、日本酒の楽しみ方をお教えいたします!
そして一緒に楽しみましょう、日本酒ライフ!
ステーキや焼き鳥。そんなガッツリ肉料理のシーンに合う日本酒を飲みたい!
そういう方は、「純米酒・生酛・山廃」と書かれたお酒を選んでみては?
純米酒 …お米+米麹だけで作られたお酒。 生酛(きもと) …江戸時代から続く、伝統的なお酒の造り方 山廃(やまはい) …生酛の改訂版で、明治時代に確立した造り方
純米酒は、うま味とコクがしっかりしているのが特徴です。
生酛や山廃は時間と手間がかかるお酒の造り方。山廃は、生酛造りの中の、特に難しい工程をすっとばしたもの、くらいに覚えておきましょう。
どちらも熟成感のある濃厚でコクが深い味わいが特徴です。
これらのお酒だと、ガッツリお肉に負けない濃厚な日本酒の旨みを楽しめますよ。
居酒屋の定番といえばお刺身やお寿司♡
これらの料理には、スッキリサッパリ飲める「吟醸」タイプのお酒がオススメ。
お米は削れば削るほど、雑味がとれ、綺麗なお酒になります。その削り具合によって呼び方が変わるんです。
(純米)吟醸酒 …精米歩合が60%以下のお酒 (純米)大吟醸 …精米歩合が50%以下のお酒
日本酒ブームを再燃させた「獺祭」というお酒は、大吟醸酒ですね。
View this post on Instagram
魚本来の味を楽しむ刺身やお寿司はスッキリした淡麗タイプの吟醸酒・大吟醸酒を合わせると、素材の味に日本酒のキリッとした旨みが相まって最高の組み合わせに!
カクテル、デザートワインのような、甘~い日本酒を飲みたいなら、どぶろくや貴醸酒なんてどうでしょう?
どぶろく …お酒を「こす」作業をしていないお酒。 貴醸酒 …日本酒を造る過程で、お水の代わりに日本酒で仕込んだお酒。
どぶろくは、見た目からもぶつぶつと米粒が残っていて、「つぶしたお米」を飲んでいるような食感。マッコリや甘酒みたいなお酒です。
貴醸酒はとろりとした、甘くて濃厚なお酒。日本酒を造るのに日本酒を使っちゃう。なんて贅沢!
View this post on Instagram
お酒初心者の方や女性は、ここから日本酒を飲んでみるってのもオススメです。
もし、居酒屋のメニューに“日本酒飲み比べセット”みたいなものがあったなら、ぜひ頼んでみてください。
ちょっとずついろんなものを飲めるので、味の違いがハッキリ実感できるのが良いところ。自分の日本酒の好みを見つけやすいですよ!
日本酒を飲むときは、必ずお水も合間にしっかり飲みましょう。日本酒と一緒に飲むお水のことを、和らぎ水といいます。
水を飲むことでお酒のアルコール分が下がり、酔いがゆっくりに。また、お水で口の中がリセットされるので、料理とお酒を常においしく味わうことができますよ!
日本酒を選ぶとき、飲むときの参考になったでしょうか?でも、まだまだ日本酒の世界は奥が深い…!もっと皆さんに知ってもらいたい…!
次回は“色んな飲み方”についてお教えしますね!
]]>
こう聞かれたときわたしは、「正しい食べ方なんてあるの?」と思いました。
普段から気軽に食べているものだから、当たり前に正しい食べ方をしていると思っていたら…意外にも間違った食べ方をしていたり。
外国人観光客も必見のお刺身の正しい食べ方、勉強していきましょう!
目指せ!お刺身マスター!
まずは初級編、
A.白身魚 → 貝類 → 赤身魚
B.赤身魚 → 貝類 → 白身魚
日本人であれば、これはわかりやすいかもしれません。
正解は、もちろんA!
風味を損なわないためにも、サッパリ系からコッテリ系の順番で食べるのがマナーです。
タイなどの白身魚やイカ・タコなど色が白いサッパリ系刺身
赤貝やホタテ等の貝類
マグロやサーモン等のコッテリ系赤身
の順番で食べてくださいね。
また、お刺身は一般的に、左手前から半時計に、淡泊なもの→濃厚な物と盛り付けられています。迷ったらこの順番で食べるのもOK!これもしっかり覚えておきましょう!
続いても、初級編。
これも簡単ですね。
正解は、〇!
お刺身と共に盛り付けられる大根や人参、海藻、大葉は、お口直しに食べるのはもちろん、一緒に食べてもOK。
ここからは中級編。
A.ただの彩りなので食べずに観賞するだけ。
B.お醤油に入れて食べちゃう。
正解はB!食べてもOKなんです!
お刺身に乗っている穂紫蘇や菊はほとんどが食用。花びらをちぎって醤油に入れることで、香りが引き立ち、よりおいしく味わうことができます。
ただ、この花は食べられるという事が日本でもあまり知られておらず、プラスチックで作られた物で代用されていり、たまに食用ではない安価なタンポポを添えているお刺身もあるみたいで、それを食べた場合アレルギー反応がでてしまう恐れがあり、少し注意が必要です。
スダチなどが盛られていることもありますが、これもお醤油に入れたりお刺身に直接かけたりして食べると風味が増しますよ。
それでは最後に、上級編。
A.小皿に入れた醤油にワサビを溶いてから、刺身をつけて食べる。
B.刺身の上に直接ワサビを乗っけてから、小皿に入れた醤油につけて食べる。
さぁわかりますか?
ちなみに、醤油を小皿に入れずにそのまま直接お刺身にかけて食べる、なんてことはNGです。
さて正解は…動画をチェック!!!
]]>