辞書で調べてみると、以下のように書かれています。
主に男性が性行為を擬似的に楽しむための実物の女性に近い形状の人形。
中でも、特に皮膚に相当する部分がシリコーンなどで作られ、
感触や形状が実物の女性に近い高価な人形を指す。
そう、いわゆる大人のオモチャと言われるお人形ですが、
この「ラブドール」は非常に精巧に出来ているので、単純に観賞・写真撮影のモデル用として楽しんでいる方も多いのです。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
ね、アニメのキャラクターをそのまんま実写化したみたい!
リアルなんだけど、どこか虚構感もある、なんだか不思議な世界観です…!
ちなみに、日本のラブドールはみんなこのように童顔なんですが、これは日本人男性の理想の女性像を追求した結果なんだそう。
やっぱり日本ってロリコン文化なんですね~。
さて、今回紹介したいのは
なんと、この「ラブドール」を逆の発想で楽しむ驚きのサービスです。
中国人留学生のアンさんは、いろいろアダルトなことに興味津々な多感な年頃の男子。
ラブドールについて調べていると、このびっくり仰天なサービスのWEBサイトにたどり着きました。
そのサイトは「人間ラブドール製造所」!
なんと、ここでは人間をラブドールに仕上げて写真撮影ができる場所。まるで人形のように愛玩され、耽美で非日常な体験ができるらしい…!
しかも、男性でも体験できるというから驚き!
この不思議な世界に虜になってしまったアンさん、さっそく体験しに行くことに。
場所は東大阪のとある一軒家のスタジオ。
ラブドールに仕上げるのは、「代表・製造写真技師」新レイヤさんと
「顔面製造化粧師」海灯鱗さん。
白衣姿がまるで研究所のよう…この時点でもう世界観が出来上がってますね…!
今回体験するラブドールの製造工程は、全部で10項目。トータルで3時間のコースです。
詳しい工程は動画でじっくり紹介していますので、ぜひ見てみてくださいね。
この製造所でビックリだったポイントは、きちんとした細かい設定がすべてに込められているところ。
一軒家のスタジオも、ラブドールオーナーの男性の部屋を再現しており、生活感がありますよね。
ラブドールに仕上がったアンさんは梱包されちゃいます。
そしてこの部屋に配達されたという設定なので、以降は人形として笑ったり喋るのは基本禁止というルール。
また撮影中は、カメラマンの新さんがラブドールが届いてテンションが上がっている男性になりきって撮影されます。
リアルな独り言を言いながら撮ったり、ときどきラブドールに挑発的な言葉を投げかけたり…アンさんはこれがなかなか興奮したとのこと…!
この撮影シーンを見ているだけでも、設定が細かいな〜スゴイな〜!と感心しました。
体験した人をどんどん非現実な世界へいざなう魔法が、至るところにしかけられています。
アンさんの顔もすっかり生気をなくして美しいラブドールに…。
一見、アダルト的な要素からエッチなサービスじゃないの?って思いがちですが、とんでもない!
いつもと違う刺激を求めたり、自分ではない何かになってみたり、実は人間の内面的な欲求やコンプレックスを独特なアプローチで満たす、なかなか奥が深い世界がそこにはありました。
性別・年齢を超えて誰しもが体験できる新しい自己表現のカタチ。
ぜひあなたも体験してみませんか?
]]>
日本の有名なゲイタウン、新宿二丁目を拠点に活動する「八方不美人」は、今注目のドラァグクイーンたち。2018年12月にデビューミニアルバム『八方不美人』をリリースしました。
ドラァグクイーンとは派手なメイクや衣装で女装した男性。
しかし、他のドラァグクイーンとは違い「八方不美人」は素晴らしい歌やダンスを披露するユニットなんです!
先日大阪でリリースイベントがあったので取材させていただきました!
ホラー映画に出てきそうな凄いメイク!エスムラルダさんは一橋大学卒で47歳!女装歴は25年ですって。
森村明生というペンネームで以前、「英語で新宿二丁目を紹介する本」という本も出版された過去もあり博学。この本、日本のサブカルチャーを英語で学ぶのにピッタリですね!
イベントのライブで熱唱中、なんと付けまつげが取れるというハプニング!その付けまつげを激写しました。長っ!ぶ厚っ!重そう~~~。
そのままトークを続けるエスムラルダさん、ちょっとお茶目で可愛い~。
好みの男性のタイプは俳優の工藤阿須加さんだそうです。
ドリアンさんは現在34歳。早稲田大学(中退だとか)!180cmと長身。
なんと素顔も超イケメンなんですよ!女性からすれば、ちょっと勿体ない気もしますが「全然違う自分になりたい!」という事で、このメイクなんだとか。そして、声量がまた凄い!地響きが起こるんじゃないか!?というほどの迫力です。女装をしない男性シンガー「マサキ」としても活動中。彼のツイッターでは素顔を拝見できます。
好みの男性のタイプは、俳優の妻夫木聡さん。ちょっとカワイイ感じがお好きなのね。
とても色っぽいオーラのちあきホイみさんは現在32歳。
もちろん昭和を代表する演歌歌手の「ちあきなおみ」をリスペクトした芸名なんですが、「ホイ」は、あの「ホイットニーヒューストン」から取ったそう!いや、なんぼなんでもホイットニーはどうよ?と思ったのですが、歌声を聞くと、いい!優しくてセクシー。
好みの男性のタイプは俳優の西島秀俊さんだそう。皆さんイケメン好きだなぁ~。他のお二人は「抱きたい」で、ホイみさんは「抱かれたい」んだそうです。そう、ホイみさん、女の私から見ても女っぽいんです。
今回のアルバムは、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」などを手掛けた作詞家・及川眠子氏と、小柳ゆき「あなたのキスを数えましょう」などを手掛けた作曲家・中崎英也氏の完全プロデュース。本格的です。オンナのやるせない恋心、情念がこもった切ない曲が心に響きます、
3人で歌う「愛なんてジャンク!」はミュージックビデオもド迫力。街の一角でゴミと一緒に捨てられている衝撃的なシーンは及川眠子さんのアイデアなんだとか。
イベントでは彼女(彼?)らのトークにみんな大爆笑!というのも3人とも高学歴。頭の回転はすんごく早いんです。
お客様は熱狂的なファンが多いのですが、意外にも若者から中高年と幅広い層に支持されている様子!
ファンの方に「八方不美人」の魅力についてインタビューしてみたところ
「おもしろさとセクシーさ、醸し出す雰囲気が好き」「声量が凄い。普通とは違う次元のオーラを感じる」という声や、「あんな風なメイクや衣装を身にまといたい」という10代の女子も。
あと、「歌詞がいい。そしてその激しい歌詞を歌いこなしている」と絶賛している男子も。彼が特に気に入っているのは間奏のセリフだそう。
「私は愛のために死ねるオンナ、あなたとなら地獄の果てまでいく覚悟ができていたわ」
男性と女性の両方の魅力を武器に、ビジュアルだけでなく「心に刺さる歌」を歌いこなせるのが八方不美人の魅力なんですね!
]]>