複雑な地形と数多くの島々で構成されるこの地は、「海」との関わりがとても深い港まち。
軍港として栄え、戦後はアメリカ文化に触発され国際色豊かな独自の文化を育んできました。町のいたるところに異文化のエキスが混ざった独特な雰囲気は佐世保の大きな特徴です。
今回は、台湾人リポーターSENKAが、佐世保の海風と異国情緒の風に惹かれてその魅力をたっぷり味わう2泊3日の旅行へ行ってきました!
夕方ごろに佐世保市へ到着。
まずは大自然のエネルギーを体中で感じるべく、九十九島へ向かいます。
今回の旅はここからスタート。
市内から車で20分程の所にある展海峰(てんかいほう)展望台からは、複雑に入り組んだリアス海岸と、208もの島々が織りなす美しい風景を大パノラマで望むことができます。
映画「ラストサムライ」の冒頭でも使用されたと言う九十九島の景色。いつ見ても綺麗なんですが、特にオススメは夕暮れ時のマジックタイム。
今回はこの時間を狙って来たワケです。
夕陽に照らされた水面と島々のシルエットのコントラストがまるで水墨画のよう…!
大自然が作り上げる造形美に心打たれた瞬間でした。
市内に戻ってくる頃にはちょうど日が暮れて、街並みも一気に異国感が漂います。
米国旗や様々なネオンサインが並ぶ姿はまるでアメリカにいるみたい。
さあ今夜はバーで楽しくお酒を飲みましょう!
何十軒もあるバーの中でもオススメなのはこちらの2軒。
こちらは佐世保に住む外国人に人気のバー。気軽にアメリカンな雰囲気を楽しむにはピッタリ。
夜の9時以降になると外国人が沢山来られるのでより楽しい雰囲気を味わえるかも!
こちらは佐世保のジャズの聖地とも呼ばれているJAZZバー。
不定期でジャズの生演奏ライブも開催されています。音楽好きなら絶対外せないバーです!
朝早くから楽しめるスポットでオススメは、佐世保駅から歩いて10分程の所にある「佐世保朝市」。
なんと朝3時からオープン!5時〜7時頃が一番品揃えが充実する時間なので、少し早起きして是非のぞきに行ってみてください。
新鮮な魚・野菜・果物や漬物・干物など美味しそうな食材に出合えますよ!
さて、今日は佐世保の歴史・生活・文化により触れるため、少し足を伸ばして離島へ向かってみましょう。
佐世保港フェリーターミナルから出港している高速船に乗って2時間半、訪れたのは「宇久島」です。
五島列島の一番北に位置し、自然に囲まれたとても美しい島。
宇久平港に到着して早速、釣りを体験させてもらいました。(事前予約が必要です)
外海に面しているので大物回遊魚も上手くいけば釣れるらしいのですが、今回SENKAが釣り上げたのはアジ。小ぶりながらも見事に釣れて大喜び!
続いて、港からほど近い場所にある「東光寺」へ。
1187年に建立された歴史の古いこのお寺の本堂には、閻魔大王像が安置されています。
死者の生前の罪を裁く神さまとして有名ですが、さて、あなたはこの閻魔大王像が笑っているように見えますか?怒っているように見えますか?
見え方次第で自分が死後、天国か地獄に行くかが予知できるとか…!?
次にやってきたのは島内の公民館。こちらでは武士の鎧を実際着付けてもらえる貴重な「甲冑体験」ができます。(事前予約が必要です)
15〜30分くらいで着付けてもらい、今回は特別にその近くの神島神社で撮影させてもらいました。
どう?この立派なサムライ姿!カッコいいでしょう?
時代劇のようなシーンを再現していろいろ撮影したのですが、とても重かったそうで「昔の人は実際こんな重い甲冑を着ていたなんて信じられない!」とSENKAは驚き。当時の武士に感心していました。
宇久島の大きな魅力は大自然にもあります。「大浜海岸」は海が生み出す壮大な芸術を感じられる場所。
火山岩に打ち寄せる波、そして砂浜から伸びた美しいグラデーションの海。
緩やかな丘に広がる草原にぽつんと佇む対馬瀬灯台と彼方に望む水平線。
どの場面を切り取っても美しい、まさにSNS映えなスポットです。
宇久島では、島民の方々のお宅に宿泊する「民泊体験」ができます。今夜はこの体験で島に一泊します。
夕ご飯はみんなで一緒に作ります。釣り体験で釣り上げた魚はここで調理して食べることもできますよ。
お刺身や宇久島の家庭料理がテーブルの上にズラリ。
どれもとても美味しそうです!
宇久島は、見知らぬ人も温かく迎え入れてくれる島民の方々の人柄も大きな魅力の一つ。
食卓を囲んでまるで家族のように接してくれるお父さん、お母さんの温かさに癒やされて、忘れられない素敵な夜になりました。
宇久島での楽しい経験を経て、再び佐世保市内に戻ってきたSENKA。今日は佐世保市内を散策します!
佐世保では「SASEBO港まち歩き」という英語対応可能のガイドさんと一緒に市内を案内しながら巡るプログラムがあります。(事前予約が必要です)
有名スポットの歴史やローカルグルメ情報などを教えてくれるのでオススメですよ。
佐世保のグルメといえば、やっぱり「佐世保バーガー」ですよね!
日本のハンバーガーの発祥といわれる佐世保には、数多くのハンバーガー屋さんがあります。
今回はその中でも有名な老舗「BigMan」に行き、元祖ベーコンエッグバーガーを注文しました。
見てください!この厚さ!これぞ佐世保バーガー!
ジューシーなパテと燻製ベーコンの香り、シャキシャキレタスとプリプリの目玉焼き、そして特製マヨネーズがまろやかに口の中で融合して絶妙なハーモニーを生み出します…絶品…!
佐世保に来たらマストなグルメです!
この3日間、さまざまな体験を通して、歴史の深さや佐世保の方々の温かさ、穏やかな空気に触れて心も体もすっかりリフレッシュできたSENKA。
ぜひあなたも「海風の国 佐世保」に吹く、さまざまな「風」の魅力を体中で感じてください。
今回紹介した場所やグルメは、長崎県佐世保観光情報サイト「海風の国」で詳しく紹介されています。他にも旬な情報が満載なので、ぜひアクセスしてみてくださいね!
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以前、中崎町の歴史と魅力を探る記事を紹介しましたが、さらにソーファニーがオススメするオシャレで個性的なお店を、シリーズで紹介していきますよ!
今回は、とてもインパクトがあって一目見れば印象に残る雑貨屋
「tenten城」さん!
私、台湾人ライターのKINIと、日本人ライターのKAPPAの2人で取材に行ってきました!
黄色の壁とカラフルな椅子が印象的!色鮮やかで、ついつい中が気になっちゃいますよね。
入ると細長いアプローチがあり、奥の店内につながっています。
アプローチの左側に壁には、イラストが描かれた紙袋が沢山かかってます。これはなんだ??
実はこれ、デザイナーさんやお客様が描いたものなんだそう。店の商品を購入したお客さんは、この中から好きなのを選んでショップ紙袋として貰えるんです。(無地の紙袋ももちろん選べます)
面白くて温かい発想ですね!
店内はこんな感じ。カラフルな商品がずら~~っと並んでいます!
私達2人は「カワイイ~!」と大興奮!
そう、この雑貨屋は“うん、カワイイ!”と思うアイテムをとにかく詰め込んだコンセプトショップなんです。
“カワイイ”って思うものは人によって違いますよね。そんないろんな“カワイイ”の感性に応えるべく1階には個性的なアイテムが沢山揃っています。
まずこちらの動物の指輪、本当にカワイイ!
ウサギ、クラゲ、ユニコーンなど足の部分がリングになっててカワイイ!立体感があって、一度つけると、外したくなくなっちゃう!
こちらの「ネコ耳」は、店内の人気商品らしいです。分かる〜!すぐ目が行っちゃうもの!
店員さんに「つけてみませんか?」と言っていただいたので、KAPPAちゃんがさっそく…
あら~カワイイ!
このようなロリータ風のアクセサリや、カチューシャなども沢山あります。
これらは全部ハンドメイド!デザインが繊細で華やか。数に限りがあるので、気になったら買い!をオススメします。
一方こんなアイテムも。例えば、こちら!
一見グロテスクで怖いように見えますが、これはこれで”グロカワイイ!”と愛でられてたりします。
こちらの商品も、
私は全く”カワイイ”アンテナが反応しなかった、独特な雰囲気のTシャツですがKAPPAちゃんは、「カワイイ!」と気に入っていたり。
ほんと、カワイイって、人によって違うし奥が深い…!
2階に上がるとまた別の衝撃が!
めっちゃくちゃメルヘン!乙女心全開!
2階は、色々なぬいぐるみや可愛い小道具があって、それを持って写真を撮ったりする事ができます。
一応商品なので、壊さないように気を付けてくださいね。
台湾人デザイナーの作品も置いていました!
「FruitsTorta」という日本在住の台湾人デザイナーさん、とても色合いが優しくて、落ち着いた上品なカワイイアイテム。ついつい見惚れます。
同じ台湾出身として凄く誇らしいです。
店長さんにお話も聞けました。
「“カワイイ”って、とても幅広いです。デザインがユニークで多少不気味だけど、それをカワイイと思ってくれる人もいます。それぞれのその感性を大事にしながら、この店は”うん、カワイイ”というコンセプトを軸に、一つの系統にこだわらず、なるべくたくさんの種類を集めています。違う価値観・性別の人々でも「うん、カワイイ!」と思ってくれる商品を、ここで見つけてもらえるのが喜びです。」
本当に素晴らしい!感動しました。
ここへ来ると、自分のものさしでは測れない、いろんな”カワイイ”に出会えて、新たな感性が磨かれたような気持ちになります。
中崎町の人気店になった理由が分かる気がします。皆さんもぜひ、あなたの“うん、カワイイ!”を見つけに行ってみてくださいね!
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ルーローファンとは台湾を代表する「かけご飯」で、主に豚のバラ肉と甘辛い煮汁を白飯にかけた、丼ぶりのようなメニュー。日本人の舌に合った味付けなので人気がでるのも納得できます。
ただ、台湾人の私は実はあんまり食べてませんでした。ちょっと脂っこいからね! でも来日して10年…その脂っこい食感が恋しい今日この頃。
そこで、今回は台湾のメディアサイト「太報 Tai Sounds」さんの協力で、台湾・台北にある10軒のおすすめルーローファン店をご紹介!地元メディアが紹介してるんだから間違いない!更に知る人ぞ知るローカルな店。
知ってると、なかなかの台湾“通”かも?台湾旅行に行く方は要チェックですよ!
(住所をクリックするとGoogleMapで詳細地図を確認できます)
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あなたが知っているお店はありましたか?
私、台北生まれ、台北育ちなのに、この10軒のどこも食べたことない…!恥ずかしい…(泣)しかし!私の台北在住の友達ネットワークの力で、実際に食べてもらった中から特にオススメのお店を4軒厳選し、詳しくご紹介します!
脂がたっぷりのった肉を使っていて、味は少し濃いめ。口直しのキュウリがついています。見た目と違って、お米があっさりとしているので案外さっぱり食べられます。とてもいい香りで、知り合いの先輩はその香り目当てでこのお店をリピートするほど。いつも行列ができているそうなので、少し並ぶ覚悟が必要です。
脂と赤身のバランスがちょうど良くて締まりのあるお肉、脂っこいのが苦手な方にはこちらのお店のルーローファンはオススメ。ご飯はあっさりと歯ごたえがあります。酸菜(台湾の酸っぱい漬物)がついてきて、これを一緒に混ぜて食べるのが現地流。
とても香ばしくて、お肉は脂が多いけど、このたっぷりの脂と甘辛い煮汁とご飯が混ざって絶妙にクセになるお味。ご飯が止まらなくなること間違いなし!
こちらはお肉の赤身と脂のバランスが絶妙。煮汁がクセになる美味しさ。ご飯はふっくらで歯ごたえもよし。またこの店は他のおかずもとっても美味しいんです。値段も手頃でコスパ最高。
皆さん、いかがでしたか?
台湾旅行のグルメ予定を組む際に是非参考にしてみてください。私も台湾に帰省した時に食べに行きます!
10軒のお店の紹介動画は下にあります。中国語ですが、各店のルーローファンの魅力はビジュアルだけでも伝わるはず!是非見てみてくださいね!
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最強の縁結びスポットとして名高いこの神社ですが、島根県には他にも様々な神社があります。その中でも今回は、ある珍しい風景を見られる、ちょっと変わった神社をご紹介しましょう。
やってきたのは、出雲市・平野町。
見渡す限りの山、そして田んぼ。
一畑電鉄大社線、高浜駅から10分ほど歩くと、赤い鳥居が見えてきます。
そう、ここが今回の目的地、「粟津稲生神社」です。
「稲生」という漢字、そして連なる鳥居からピン!ときた方もいらっしゃるかもしれませんが、ここ、「粟津稲生神社」は、伏見稲荷の分霊を祀ったと伝えられています。
稲荷神社は全国にたくさんありますが、ここは全国でも約20か所しかない、「稲生」という漢字をあてるという意味でも珍しい神社です。
「珍しい景色ってこれのこと?」と連なる鳥居を見て台湾人レポーターは頭にハテナを浮かべますが、残念。これもすごいけれど、さらなる珍風景がこれから待ち受けているんですよ。
参道を歩いていくと、奥に本殿が見えてきます。
と、ここに来た時に「カンカン カンカン」と耳なじみのある音が聞こえてくるではありませんか。そして、次の瞬間…
参道と本殿の間を電車が通過!!!!これにはレポーターもビックリ。開いた口がふさがりません。でもこれ、いろいろと大丈夫なの…?
だって、「お稲荷さん」といえば、「一度お参りしたら今後もずっとお参りしなくてはならない」とか、「願い事をして叶ったなら、必ずお礼をしなければならない、しなければ祟られる」とか、様々な怖い迷信があることでも有名です。
そう考えるとちょっと、ぞわぞわしちゃうのはわたしだけでしょうか?
なんて言いましたが、これらの迷信はすべて根拠のない噂。安心してこの貴重な神社を見に行ってみてくださいね。
こういったお稲荷さんの不思議な言い伝えに興味がある人は、森見登美彦さんがこれらをモチーフにした「きつねのはなし」という小説を書いているので、こちらを読んでみるといいかもしれませんよ。
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そして10年後、2018年1月にその観覧車が10年ぶりに再開すると決まったニュースを見て「え!?あれ本当の観覧車だったのか!」とビックリ。調べてみると営業休止していたのは2008年の6月からで、どうやら私が日本に来る直前に止まってしまったみたい。そりゃ知らないわけだ!
10年ぶりに再開する観覧車、その名も「えびすタワー」。
こんなインパクトのあるネタはビックリ日本として、もちろん取材のチャンスを逃がさない!早速、台湾出身リポーター・SENKAが現場に行ってきました!
SENKAは6年前に来日したので、あの観覧車の記憶は、もちろん「動かないただの飾り」です。そのため、彼女が現場で動いている観覧車を見て、大興奮!
早速ゴンドラに乗り込みますが、あれ?なんだか普段と違う作りになってますね。まずドアがない!目の前にガラスや壁らしき物は一切見当たらない。しかも席は向き合う形ではなく、横並びです。あれ?どうなってんの?
さて、いよいよ動き始めました!一体どのような景色が見られるのでしょうか?動画の中でじっくり紹介しています。是非動画をご覧ください!
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