スタンドと書かれたのれんが目印、こちらは「京極スタンド」。
2017年に開業90周年を迎えた大衆居酒屋で、お店にある大理石のカウンターやテーブルは、創業当時の物を使っているんだとか。
「作りものではないリアルな昭和レトロが楽しめる」と人気のお店です。
店外の食品サンプルからも、どことなく懐かしさを感じますね。
店内はお昼だというのに人、人、人!こちらはお昼12:00からの営業。
大阪に比べて昼飲みができる場所が少ない京都、私みたいな飲んべえ達は、みーんなここに集まっているのかもしれません。
卓上にメニューはなし。壁にかかったメニューを見てオーダーするスタイル。
注文すると、カワイイ伝票を渡してくれます。
こんな伝票は初めてで、金額のカウントの仕方に戸惑って皆でちょっとワタワタしました。ちなみにこれは960円です。
(ポテトサラダ 450円)
(豚天 650円)
(コロッケ 650円)
どんな居酒屋にもありそうな料理でさえどことなくレトロな雰囲気を感じてしまうのは、きっとこのスタンドの魔法のせい。
実際食べてみても給食や母の味を想起するような懐かしいお味です。特にコロッケはほっくほくな食感のじんわり広がる甘さが絶品!おススメ!
お勘定の時には、大きなそろばんや、今は見かける事がほぼないであろう形の電動式レジが登場。入る瞬間から帰る瞬間までずーっと昭和レトロを堪能できます。
女将の杉山和子さんの笑顔も素敵。この笑顔を見たくってまた行きたくなりそうです。。
定番の京都観光から少し気分を変えて、ここの昭和レトロの暖簾をくぐってみるのもいいかもしれませんね。
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こちらは「永正亭」。
明治時代に創業した老舗の蕎麦屋さん。中に入ると、店内はこんな雰囲気。
あー!なんだかとても懐かしい!まさに昔からあるお蕎麦屋さん!といった感じ。メニューを見てみると…
種類も多くて、そして値段がとてもリーズナブル!
そう、このお店はお手軽に京都の昔ならではの和食を楽しめるお店として、昔から愛されてきた名店なんです。
今回は豊富なメニューの中から、気になるうどん・そば・丼をそれぞれ1品ずつ注文しました。
(税込み620円)
「絹笠丼」とは、甘辛く炊いた油揚げと青葱を卵でとじた丼ぶりのことをいいます。(ちなみに京都固有の言い方で、大阪では「きつね丼」と言ったりします)
ふんわりした卵は京都ならではのあっさりめな味付け、甘辛い油揚げがアクセントになって、ご飯がすすむすすむ!ボリュームも意外と多いので、1杯で大満足。コスパも最高ですね。
(税込み550円)
甘口のおつゆに浸かった温かいうどんの上には、たっぷりの大根おろし、ネギ、天かす、きざみ海苔、そして卵!
こちらのお店の人気メニューの1つ「特田舎そば」を今回はうどんで注文しました。
これをふんだんにかき混ぜて…ズルズルっといただきます。
鰹だしの効いたおつゆと薬味たちが融合しつつも、それぞれ主張してきます。全部うどんと相性バツグンなので、あぁ口の中が幸せ…!鉄板の一品です。
(税込み750円)
この「にしんそば」も京都の名物料理。あったかお蕎麦に、甘辛く煮た「にしん」の甘露煮がどっしり乗っています。
おそばの出汁は、締まりのあるしっかりめの味。にしんの甘辛さと合い、こっくりとした味付けに仕上がっています。これもどこか懐かしさを感じて、安心する味です。
京都の繁華街近くでアクセスもとても便利、そしてコスパも高く、京都ローカルな雰囲気も味わえる!
外国人観光客の方にも是非行ってみてほしい素敵なお店です。
ただし、お店はそんなに大きくないのでランチタイムはすぐに満席になっちゃいますよ。少し時間をずらして訪れるのがオススメです。
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コクのあるたっぷりの割下と、柔らかく分厚いお肉にしっかりと揚げられた衣、フワフワの溶き卵がからまった絶妙なハーモニーが魅力です。
こちらの「かつとじ定食」がいただけるのは、大阪・福島区の路地裏にある「お食事酒処 うえ河」。まるで昭和のドラマに出てきそうなたたずまい。
お昼時になると満席率100%。表に行列ができることも。なので、ランチに行かれる際は13時以降がねらい目です。カウンター席のほか、奥にテーブルも3つ。
このかつとじ定食は、この大ボリュームでなんと700円(税込)!
カツはこのまま、白いご飯の上に乗せれば「カツ丼」になりますが、私はご飯と別々の器に盛られる、この定食のような「別盛り」スタイルが好き。
卵にからめて白いご飯と交互にいただくもよし、このたっぷりの割下とともに、ご飯にかけて「つゆだく」にするもよし、色々な食べ方で楽しめるからです。
とにかくカツのボリュームが凄すぎて、大食いな方でも大満足間違いなし!
しかも、ゴハンとお味噌汁はおかわり可!
もう一度言いますが、これで700円(税込)!安すぎる!
さらに定番メニューとして、うちの若いスタッフに人気なのがこのから揚げ定食。こちらも700円(税込)!
ジューシーで特大のから揚げが山盛りついてます。
冬の人気メニューは鍋焼きうどん定食900円(税込)。ごはんにうどんと炭水化物だらけですが、これは関西では割と普通です。特大のエビの天ぷら入りで野菜もたっぷり!
こちらは11月末ごろまでの期間限定メニュー「いくら丼」。
お値段1200円(税込)とこのボリュームにしては破格値。残念ながら期間限定ですが、こういった限定メニューもコスパ最強なので要チェックですね。
こちらのお店、夜は夜で日本酒を味わいながら目の前の厨房で作る料理が味わえる居酒屋でもあります。そしてお値段も引き続き庶民的。さすが、福島グルメの老舗。ぜひ足を運んでみてはいかが?
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見ているだけでよだれが出そう…
じゅうじゅうとお肉の焼ける音を聞くだけで幸せ~な気持ちになりますね。あぁお腹すいた~~~!!お肉食べながらビールが飲みた~~~い!!
今回は台湾人リポーターが、大阪は江坂にある焼肉店「大同門」(なんと、今年で創業50年!)に行ってきてくれました!
「一種類のお肉に対して部位を細かくわけすぎ!」
台湾出身の彼女が日本の焼肉店に来て驚いたことは、細かすぎるお肉の部位だったみたい。う~ん、そこまで細かく分かれてるかなぁ…?
と、思いましたが、メニューを見て、言われてみれば、と納得。まず、タンで3種類。ハラミ、三種類。カルビ、6種類…。
多い。確かに、多いですね。これだけ分かれてるけど一体どんな違いがあるのでしょう。上なんて食べたことがない私にはよくわかりません…(よく見ると、シャトーブリアンとかもありますよ! こんなのメニューにおいてある焼肉店行った事ない…すごいですね…! もうメニューだけでおいしい…!!!)
…すみません、興奮してしまいました。
きっとね、「上とか食べたことねーよ、普通のと何が違うんだよ」って思っている方(同志!)もいると思うんですよ。
そんな皆さんのために、リポーターが食べ比べをしてくれました! うらやましい~~!!!!! おいしさが伝わるように頑張って書くので、この記事を読んで更に動画を見て、一緒に食べた気になりましょうね。いきますよ~~~!!
脂の量~~!!普通のもすごくないですか?どう考えたっておいしいとしか思えん…。だって見て下さいこのサシ!!最早ピンクです、赤じゃなくて、ピンク!!!ではまず、普通のカルビから頂きましょう。
「歯ごたえがあって、脂もちょうどいい感じ!」
もうこれだけでごはん3杯は食べれそうですね。続いて特上カルビ!
「口に入れた瞬間溶ける!脂は多いけど飽きない」
でたーーー!! よくテレビで芸能人が言ってるやつ!! ほんとなの? 溶けるってほんとなの!?
一頭からあまり多く取れない希少部位である、牛の肩甲骨付近のお肉、「トウガラシ」もいただきました。
「噛めば噛むほど肉の旨味が出てくる!」ですって!いいな~~おいしそう…。
塩タンや、他にも様々なお肉を堪能して、お腹いっぱい!
「普通のお肉も、上のお肉もどちらも美味しかったです!自分の好み次第ですね」
うーーーーん、やっぱり、読んでるだけじゃ、見ているだけじゃ、物足りない!! 私も食べたい!! 誰かこれ見てる人ーーーー!私を焼肉に連れてって~~~!!!
ちなみに、大同門では50周年を記念して、お得な記念メニューなどのキャンペーンを行っていますよ!
詳しくはキャンペーンサイトをチェック!
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彼は、日本の公共浴場と説明してくれましたが、日本人はこういった場所を、「銭湯」と呼びます。
レトロで少し怪しげな雰囲気にビックリする気もしますが、彼がビックリしたのには他の理由もあるみたい。早速、お邪魔してみましょう~!
「こんな小さなところにブーツなんか入らないよね」とレポーターが語るように、ここにはスニーカーをいれるので精いっぱい。最近のお店ではブーツも入れることができるような大きなサイズの靴箱が用意されていたりしますが、この銭湯が作られた1950年にはブーツなんてなかったもんね。
さて、次に向かったのは、脱衣所。洋服を脱いだり、のぼせたときに涼んだりする場所です。古いマッサージチェアなんかも置いてあります。
と、ここでレポーターは珍しいものを見つけたみたい。
「年代物の体重計ですね」と紹介してくれたこちらには、2種類の数字が並んでいます。
「5、10と並んでいる方はkgで、1、2と並んでいる方は日本の“貫”という単位」と日本人カメラマンが教えてくれました。
撮影当時57歳だったカメラマンが小学生のころの体重は7~8貫だったそうで、少なくとも50年前はこの単位を使っていたそうです。
ちなみに一貫は約3.7kgだそう。
「貫」は、お寿司を数える時も、「マグロ一貫」と使いますが、これは、寿司を握る時の力を「一貫の氷を重しにしたくらい」と表現したことが由来だとか。(※諸説あり)
浴場には3種類の湯船があります。
一つは大人用、そしてもう一つは子供用で少し浅い湯船になっています。
「ここで休憩したり、お話したりできます」とレポーターが腰をかけて教えてくれたこの段差は、関西特有のもので、関東にはないんだそうですよ。
そして最後は、電気風呂。
電気が流れるお風呂です。もちろん、強力な電気が流れるわけではありません。(※死んじゃいます)
人体に影響がない微弱な電気を流すことによって、血行を促進してくれるようですよ。
さらに日本の銭湯には入り方に独自のルールもありますが、そちらはぜひ、動画を見て確認してくださいね。
さて、ここまで沢山の銭湯の魅力を紹介してきましたが、外国人が一番ビックリするのは、この人の存在ではないでしょうか。
実際、「日本の銭湯にきて一番驚いたのがここにいる人」と紹介されたのは、「番頭」さん。
そりゃ、女湯と男湯の間にいるんだもの。何やってる人?!と気になりますよね。
番頭さんは、お客さんから入浴料を貰ったり、脱衣所で問題(盗難や喧嘩)が起きないかを見守る人のことを指します。また、お客さんとお話をしたりし、明るく開放的な銭湯の雰囲気を作っている方でもあります。
「男の人も女の人も見えてしまう~」と少し楽しそうなレポーターですが、女の人の裸が見れる~なんてウキウキしながら座る場所では断じてありません!!
脱衣所に戻る前に体を流すこの場所も、この銭湯では女湯とつながっていますが、のぞきなんか絶対してはいけませんよ!!見えるかな~って想像するだけにしておきましょうね。
最近は神戸で「神戸三十九箇所オフンロ巡り」(神戸の銭湯をお遍路のように巡るイベント)なども開催されています。この機会に、全国各地のいろいろな銭湯に足を運んでみてはいかが?
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ということで、創業1964年、奈良の老舗の銭湯『花園新温泉』に行ってまいりました!東大寺や猿沢の池などの観光地からすぐの古い住宅街。かなり情緒たっぷり。映画のセットにしか見えない外観です。実際にいくつもの撮影があったそうです。
入ると、これも古い映画でよくみる靴箱が! そしてここで男性と女性にわかれます。入湯料は420円
入り口では、看板娘のおばあちゃんが笑顔で迎えてくださいます。脱衣所もとってもレトロ。
ビックリするのは、ここが住民たちの憩いの場になっていてカラオケがあるということ!最新のは無いけど演歌のレパートリーは豊富です!入浴後、2曲まで無料で歌えるそうです。私はシャイなので歌いませんでしたが。
さて、浴室はテルマエロマエの世界そのまま。温泉ではなく、ミネラルを溶かしたミネラル湯だそう。確かに、私が入った日は寒い日でしたが寝るまでポカポカが続いていましたよ。血行が良くなるそうです。一番奥には薬草湯も。
そして、この壁のタイル絵。壁にペンキで絵をかいてあるのではなく、一枚一枚タイルを焼いてあります。この絵をみるだけでも行く価値があります!
石鹸やシャンプーは中で販売もしていますが「ご自由にお使いください」と使いさしのもの置いてあり、人情を感じます。
頭にカプセルをかぶるタイプの高速ドライヤーは20円で3分使えます。あっという間に乾くので1分で充分でした。こちらも今や絶滅危惧家電。
外国人の方には大うけするかとは思いますが、全裸で入るのに抵抗がある方もいらっしゃるかと。くれぐれも水着では入らないでね。裸の付き合いを体験される事をオススメします!
あと、今回は特別に許可を頂いて中を撮影させていただきましたが、銭湯内は基本的に撮影禁止なのでご注意を!
最後に、テルマエ・ロマエの主人公の気分で動画撮影してみました
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「おでんはコンビニでしか買えないと思っていました」と中国人リポーターが語るくらいに、おでんといえばコンビニのイメージが強いですよね。
でも、「コンビニでしか買えない」なんてことはありませんよ。
日本にはたくさん、おでんの専門店があるんです。
噂を聞きつけやってきたのは、道頓堀にある「たこ梅」さん。
なんとこのお店、弘化元年(1844年)から、170年以上続く老舗のおでん屋さん。
「日本一古いオデン屋」とされ、作家の織田作之助や開高健などの小説にもたびたび登場するんだとか。
テーブル席もありますが、来店したらぜひ、カウンター席に座ってみてください。
目の前でお鍋を見ながら、料理の注文ができますよ。
お鍋の中には具材が沢山入っています。
以前、私は韓国人の友人とおでんを食べに行った事があるのですが、彼は日本のおでんの具材の多さに驚いていました。
沢山の具材をぐつぐつと煮込むのは、いろいろな旨味をお出汁に溶け出させるため。旨味の溶け出したお出汁を具材がたっぷり吸収してることを、関西では“しゅんでる”と言いますよね。
まさにその状態、格別においしくなるんです。
さらに、たこ梅の名物は、2種類あります。
ひとつは、たこの甘露煮。真蛸を伝統の出汁で炊いたものです。
もうひとつは、くじら。
くじらは、コロ(皮)、すじ、さえずり(舌)の3つの部位があります。
お店の人曰く、さえずりが一番食べやすいとのこと。
リポーター、くじらのおでん、初体験です!
「とても濃厚な味。なんて言うんだろう。リッチな食感!」
リポーターの幸せそうな顔からも、おいしいんだろうなぁという事が伝わってきますね。
ちなみに、おでんは「関東炊き」とも呼ばれますが、これには諸説があります。そのうちの一つを紹介しましょう。
それは、中国の広東省の料理を日本人が真似て作ったという説です。
中国の広東の人が鍋で煮て作っている料理=広東炊き=かんとだき=関東炊き、となったとか。
もしかしたらおでんのルーツはまさかの中華料理だったのかも…
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