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大阪・御堂筋の秋は黄色の絶景!でも…なんだか臭い!その原因は!?


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秋といえば、木々の葉っぱが赤や黄色に鮮やかに色づいて、それはそれは綺麗に街や山を染める季節。

紅葉は関西でもいろんなところに名所がありますよね。
京都の嵐山、大阪の箕面、滋賀の比叡山、奈良の吉野山などなど…言い出したらきりがないほど!

でも、紅葉は山で楽しむものだけではありません。
大阪の都会の中心で楽しめるスポットもあるんです!

それが、御堂筋のイチョウ並木!

 

大阪のキタ(梅田)とミナミ(なんば)をつなぐ御堂筋は「大阪の背骨」とも呼ばれ、大阪を代表するとても有名な大通り。その通りの脇にはイチョウが約4キロ以上にもわたって植えられており、その数はなんと約1000株!
秋には一面が黄金色に染まる並木道となって、とても美しいんです!

台湾人リポーターのKINIも、その美しい景観を見に御堂筋に来ましたが、そこでビックリすることが!

 

それは、御堂筋がなんだかとても臭い!ということ。

 

その犯人がコイツなのです。

 

ギンナン。

 

イチョウの実ですね。葉っぱが黄色く色づく10月ごろには熟して、木から落下してきます。これが通行人に踏まれたりして更に異臭を放ち、辺りがとっても臭~くなるというワケ。

ギンナンの実は外皮に包まれていて、異臭の元はその外皮にあります。
皮には以下の2つの成分が含まれてるんですが、これってそれぞれ

「酪酸(らくさん)」=足の臭いの原因と同じ成分
「エナント酸」=腐った油のにおいと同じ成分

どひゃー!足の臭い+腐敗物の匂い!そりゃえげつない臭いですわ!

 

台湾にもギンナンはあるみたいですが、こんな風に街中に木が生えておらず、またスーパーでも既に皮が剥かれて調理されている状態で売っているので台湾人リポーターは“ギンナンは臭い”という印象がそもそもなかったんだそう。

 

「せっかく綺麗な景色なのに、強烈なニオイがする御堂筋に行くのはちょっとコワイ…!」と不安に思う観光客の方もいると思います。

実は!

イチョウの木はオスとメスの木があって、オスの方はギンナンの実がならないんです。そこで御堂筋はメスの木からオスの木に順次植え替え作業を進めているんです!

現在メスの木は約250本にまで減少したんだそう。

以前ほどの異臭は収まっていると思いますよ!これからの季節が見ごろなので是非イチョウ並木を見に行ってみてくださいね。

 

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動画では他にも、日本ではお馴染みのギンナン料理に台湾人リポーターが初挑戦しています。是非見てみてくださいね!

 

 

 

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投稿者KENT(日本)