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関西の夏の定番!幻のドリンク「冷やし飴」とは?


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関西の地域で、夏の定番ドリンクといえば…「冷やし飴」!

 

…といっても関西人でも知らない人は意外と多いかもしれません。

 

「冷やし飴」は水飴をお湯で溶かし、生姜を加えて冷やした飲み物。(冬の温かいバージョンもあってそちらは「あめ湯」といいます)

主に関西地域で普及していたので、関東地方ではほとんどありません。しかもそれは昔の話。今は関西地域ですらほとんど見かけません。

 

そう、「冷やし飴」は幻の飲み物となってきているんです…。

 

今でも「冷やし飴」のお店があるかネットで調べてみたら、兵庫県・神戸の東山商店街に売っている店を発見!
ということで、中国人留学生と一緒に早速行ってきました!

 

東山商店街は”神戸の台所”とよばれていて、地元の人がよく来る商店街です。

 

ありました!こちらのお店「鼻知場商店」。

創業60年ですって!素朴な外観から歴史な雰囲気が漂ってますね。

 

このドリンクの入れ物を見てください。

台湾の夜市にも同じものがあるので台湾人の私にとっては懐かしい!

 

なんと、一杯50円!リーズナブルな価格は創業以来変わってません。

冷やし飴はグラスに入れてくれるので、すごくレトロでエコです。

 

気になるお味は…おぉ~これは面白い!
生姜のほどよい辛みと水飴の甘さが素敵なハーモニー♪夏バテ防止にもよさそうです。

 

実はこの味、台湾の伝統スイーツの豆花の蜜の味と全く一緒!めっちゃ懐かしい~日本で故郷の味を味わえるなんて。

冬になったら、温かいバージョンの「あめ湯」を飲んでみたいです。

 

もう一種類レモンというドリンクもあったので、飲んでみました。

こちらも1杯50円。

お~これまたビックリ!台湾の伝統なドリンク「檸檬愛玉」と同じ味!甘酸っぱくて美味しい。

 

最後に店主のお爺さんと話しました。

昔は冷やし飴の店がたくさんあったけど、今はこのように大きい氷を使って冷やす店はほとんどないんですって。

いつまで続けられるか分からないけど、自分は頑張って地道にやっているとのこと。

あと跡継ぎがいればな、と言っていました…

 

この話を聞いて涙が出そう…。

皆さん時間があればぜひ「冷やし飴」を飲みに東山商店街へ遊びに行ってみてください。そして、お爺さんを応援してあげてください!

 

この商店街には他にもいろいろなグルメがあって、お店の方もみんな優しい!楽しいですよ!

 

 

 

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投稿者SENKA(台湾)