2019.12.26 Thu
日本人暴走中!?やりすぎタピオカ文化
今、日本では空前のタピオカブーム!
でも実はこのブーム、今回が初めてではないんです。まずは長年タピオカに魅了されてきた日本の歴史を軽くご紹介しましょう…。
第一次タピオカブーム
日本で最初のタピオカブームは1990年代。
この投稿をInstagramで見る
当時流行ったのはココナッツミルクに入った小さい白いタピオカでした。
第二次タピオカブーム
第二次は2003年ごろから。
この投稿をInstagramで見る
日本で初めての黒いタピオカ&クレープ専門店「Pearl Lady」がオープンしたのをきっかけに知名度がだんだん上昇、2008年にはブームのピークを迎えました。
第三次タピオカブーム
三度目のきっかけは、台湾の本場タピオカが日本に上陸した2013年!
この投稿をInstagramで見る
台湾のタピオカ発祥と言われる「春水堂」が日本で一号店(代官山店)をオープン。
数時間待ちの行列ができる程の人気でした。
この投稿をInstagramで見る
そして…
2018年に突然の台湾ブーム再来!
様々な台湾グルメの中でも特に若い女性の間でタピオカが注目され爆発的な人気に!そして台湾のタピオカ専門店が続々日本に進出。
2019年に入ると、このタピオカブームが更にエスカレート。日本でもオリジナルのタピオカブランドを立ち上げたり、様々なオリジナルメニューも開発。
そして今…もはやそのメニューはドリンクだけにとどまらない…!
その最たるイベントが、大阪・あべのハルカス近鉄本店で開催されたのです。
その名も「Taiwan タピオカ LOVE」
(このイベントは現在終了しています)
とにかくタピオカ推しの「タピオカグルメ」が集結したこのイベント。
近鉄百貨店が台湾のお店と一緒にオリジナル料理を開発、台湾の本場料理がタピオカとコラボレーションしています。
でもこれ、台湾人の立場から見るとありえない!!(笑)
だって、タピオカはドリンクやスイーツ以外に使わないもの!おかずメニューに合うの?意味わからん(笑)
日本人のタピオカ文化の暴走状態に、台湾出身の私もビックリ。
ということで実際行って、気になった「ぶっ飛び!タピオカメニュー」をいくつかご紹介します。
タピオカ餃子
日本人が餃子好きなのは分かるけど…タピオカまで入れなくてもよくない?(笑)とツッこんでしまう一品。
いや、大事なのは味!
おータピオカが本当に入ってる!!!食べてみたら…意外といけます!(笑)
タピオカのもちもち食感が餃子の皮の食感とマッチしてる!タピオカには味がないので風味を邪魔してない。うん美味しい!
お店の台湾人スタッフさんに話を聞いてみると、
「最初はこんな変わったメニュー開発のオファーを聞いて戸惑ったけど、台湾を代表して日本人に台湾料理を食べてもらうために、何度も試作して肉とタピオカの最適なバランスを見つけました!」とのこと。
いや~素晴らしい!
タピオカ大根パイ
これは台湾の定番料理の一つで、点心のようなもの。
塩コショウで味付けた大根の千切りをパイ生地で包んでオーブンで焼いたシンプルな料理。
これも…
はい、きました~!タピオカ沢山入ってます!(笑)
見た目はやっぱり衝撃的ですね。
皮がサクサクで、大根の香りが広がります。タピオカとの相性も悪くない。めっちゃ美味しいです!
でも正直言えば、やっぱこの料理はタピオカなしがベストかな(笑)
台湾風タピオカ海鮮オムレツ
こちらも台湾では夜市でよく見かけるメニュー。
海鮮食材を片栗粉で焼き固めて、最後に甘辛ソースをかけます。
ちょっとお好み焼きみたいな感じかも。
注文を受けてから作ってくれるのでアツアツです。
これも…
あ~~~!タピオカをかけちゃいました。
見た目は台湾夜市の定番「カキのオムレツ」。本当はカキを入れたかったのですが、今回のイベントでは使えなかったので他の海鮮を使ったそう。
上にのせているタピオカがすごく目立ちますね。味は美味しい!甘辛ソースはちょっと甘い味噌っぽい味なので絶対日本人の口に合う!
タピオカと一緒に食べても、そんなに違和感がなかったです。
これもいけますね!(笑)
最初は「日本人よ~タピオカで遊ばないで~~!!」と思ってたんですが実際色々なタピオカ料理を食べてみたら、意外と美味しかったです。
日本の暴走タピオカ文化が台湾出身の私に新たな発見を与えてくれました。いやはや、タピオカの可能性は無限大ですね~
今後日本では、タピオカにどんな新アイデアが生まれてくるのか…楽しみです!
投稿者SENKA(台湾)