ビックリ日本

その名も「おやじ焼き」!?ユニークなたこ焼き屋でいろいろ食べ比べ


中国語ページに移動 中文版

大阪名物の「たこ焼き」。それぞれの店にこだわりがあって、味にも個性があります。

大阪・福島区にある「田の家」さんでは、元祖のたこ焼きに加えて、オリジナルのユニークたこ焼きを味わえるお店。今回は中国人留学生2人と一緒に食べ比べをしてきましたよ。

外観は大阪の昔ながらのタコ焼き屋さん。道行く人々に焼いてる様子がよくわかるよう、大きな窓の前には鉄板が並びます。

たこ焼きを焼く様子を見るのって楽しいんですよね~。

たこ焼きの柔らかさって、生地の「水:だし汁:粉:卵」の割合とか粉の種類で違ってきます。このお店のたこ焼きはちょっと柔らかめ。クルッと回すのが難しそう…。

 

テイクアウトもできるし、店内でいただくことも可能。店内は8席ぐらいのテーブル席と、20名ぐらいの座敷があります。常連さんが多いみたい。

 

たこ焼き

さて、まずは普通の「たこ焼き」をいただきます。

(たこ焼き 8個400円)

たこ焼きソースは濃厚で甘辛い。マヨネーズはお好みで。全体に柔らかくフワフワした感じ。外は少し香ばしくなる程度に焦がしてあります。
大阪には、表面が固めのカリカリたこ焼きも多いのですが、それとは全然違ってトロフワ~。タコから出た旨味が生地いっぱいにしゅんでます。

留学生の子たちは、「表面と中身の食感の違いが面白い。優しく柔らかくて美味しい」と好評。マヨネーズはあり・なし派で2人分かれていました。

 

おやじ焼き

つづいて、この店のオリジナル商品「おやじ焼き」を。

(おやじ焼き 5個400円)

普通のたこ焼きより大きめ。これ、何だかわかります?
実は「めだま」をイメージしてるんです。え?ちょっと気持ち悪い?マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」にでてくる目玉おやじのキャラクターをイメージしてるんですね。なので「おやじ焼き」。この店の目玉商品?です!

この目玉部分はうずらの卵なんですよ。

この卵部分、出来上がる直前に焼くので中は半熟。お箸でつつくとトロ~リと黄身が出てきます。

留学生の子たちは、「ソースと卵のハーモニーがとても美味しい。あと天カスが入っていてお好み焼きとタコ焼きの組み合わせたような味。あと目玉のデザインがおしゃれ!」とのこと。

なるほど。素朴なたこ焼きより、ちょっと見た目も味も豪華なおやじ焼きが気にいった様子。これはお持ち帰りをするより、焼きたてを店内で味わって欲しい一品。

 

 

明石焼き

最後は「明石焼き」

(明石焼き 10個750円(出汁付き))

関西の人はご存知だと思いますが、明石焼きとたこ焼きは兄弟みたいな料理。明石焼きは、たこ焼きと同じ鉄板で焼き、最後にお出汁に入れて食べます。また、たこ焼きより卵がたくさん入っていて、本場の兵庫県明石市では「卵焼き」とも呼ばれてます。

留学生の子たちは、「出汁に入れたら和風っぽくあっさりした味になる。卵の味がメインでヘルシーだから朝食でもいけますね。ふんわりとろけるような味に、薬味の三つ葉のアクセントも良い!」とこちらも好評。

 

 

 

最後に、大阪のたこ焼き文化を味わった感想を聞いてみました。

「関西に来たら、まずはたこ焼きを真っ先に食べます。おやじ焼は、オシャレだなと思いました。味も不思議な感じ。大阪人のフレンドリーな感じがしました。」

「中国では新鮮なタコが少なくて、干物を調理する事が多いのですが、日本のタコは新鮮で食感が良かったです。中国で食べた日本のタコ焼きは中国風にアレンジしていて、香辛料をつけて食べた事があります。日本でも、もっといろんな味を食べ比べしてみたいですね。」

 

やはり、外国人にも人気の大阪のソウルフード、「たこ焼き」。1店舗で様々なたこ焼きを食べ比べる「田の家」さんは、外国人観光客にもオススメのお店です。

 

 

 

投稿者YURIPYON(日本)