ビックリ日本

懐かしい家庭の味がここにある!これぞ大阪のお好み焼き「ぽんぐさ」


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関西人の私は、旅行に行った帰りに必ず行くお店があります。それがこちらのお好み焼き屋「ぽんぐさ」

JR大阪駅から一駅、福島駅から歩いて5分程度の場所。国道2号線からすこし路地を入ったところ。常連さんがほとんどです。

このお店の魅力は、“普通”だということ。

この記事を書く際「あれ?何か特別に書くことってあるっけ?」と悩むぐらい。でも、旅行帰りはいつも来てしまう。それって多分関西人にとって、ここのお好み焼きは家庭の味に近いのかも。

だからこそオススメなんです!

最近は変わったお好み焼きや豪華なお店が多くて、昔ながらのお好み焼き屋さんが少なくなっているのです。

 

テーブル席の中央には鉄板焼きが そしてカウンター内には「巨匠」ともいえるご主人が手際よくお好みを焼いています。

テーブルに鉄板があるのは、お客さん自身で焼くのではなく、出来たお好み焼きが冷めないよう保温するため。

そのあたりは巨匠のこだわり。なぜならお好み焼きは焼き加減によって味が変わるから。そして巨匠独自の焼き方でお客様に最高の味を楽しんでもらうため。

 

ちなみに関西地方では昔、家のダイニングテーブルの真ん中が鉄板になっている事も多く、私の実家でもこのスタイルのテーブルがありました。使わない時は鉄板の上から板をはめます。私はそれが普通だと思っていましたが、全国的には珍しいみたい。今はお好み焼きといえばホットプレートを使いますよね。

 

さてランチメニューは「お好み焼き定食」がおススメ。

お好み焼き定食 豚玉720円

「え?お好み焼きに、ゴハンいる?」と思う方も多いと思います。しか~し!これが合うんですっ!

キャベツがたっぷり入った生地に豚の旨味が広がっています。ソースなどは基本的に巨匠が塗ってくれていますが、好みに合わせて甘口・辛口のソースとマヨネーズや青のりなどのトッピングで味変できますよ。

このマヨネーズをいかに美しくかけるかも大阪人のこだわり。もっとマヨの量が多い方が勿論美味しいけど、私はダイエットの事も考えて少し控えめに。

お好み焼を一切れ食べ、鰹節の華やかな香り、ソースのコク、マヨの酸味と甘み、豚肉の旨味、そのすべてを優し~く包むの生地の食感をじっくり楽しんで、口の中が空になった瞬間、今度は白ご飯をお口に投入!ご飯の甘みとともに余韻を楽しみます。これが私流のお好み焼き定食の美味しい味わい方。

 

一緒に行った中国人スタッフも「最初は小麦と米の炭水化物の組み合わせに違和感を感じたけど、今ではこれを普通に楽しめます」とのこと。
ちなみに、彼は過去に「謎の餃子定食」というテーマで、“餃子+ご飯”の日本では定番の組み合わせが中国人にとっては変だ!と紹介してくれました。

こちらの動画はかなり反響があったので、よかったら見てみてくださいね。

 

そして、もう1つおススメするのはデラックス焼きそば定食。

こちらは700円。この焼きそば、エビがたっぷり!エビの旨味がソースの味とからまって、その余韻は食後1時間は楽しめます。

軽く焼いてからすぐにフタをして蒸らしているから、麺もふっくら!エビの香りも全体にしみこんでいます。

 

華やかさはないけど、これぞ、大阪のお好み焼き屋!夜も営業していて、2人で行っても1人分か?と思うぐらいリーズナブルな値段設定。
外国人にはぜひ行ってもらいたい、ローカルな味を楽しめる素敵なお店ですよ!

 

 

 

投稿者YURIPYON(日本)