「大丈夫」とか「問題ないよ」「気にしないで」といった意味です。
元々は標準語の「構わない」から来ており、関西弁でそのまま言うと「構わへん」に、そこからさらに崩れて「かまへん」になったと言われています。
人にお願いをされたり、謝られた時に使えるフレーズなんです。
つまり、この言葉が使いこなせる人はきっと器が大きいハズ!?
例えば勉強中に友達から「ちょっと消しゴム借りていい?」と聞かれたら
「かまへんでー」と応えてあげたり、
「ごめん!昨日勝手に君のプリン食べちゃった…」と謝られたら
「かまへんかまへん!」と快く許してあげたり、
ちょっと許したくない場合にも「…まあかまへんけど」
なんて含みをもたせたニュアンスで使ったりもします。ちょっと上級テクニックですね。
友達や家族など親しい関係ではとても使える言葉なので、是非活用してみてくださいね!
動画では、台湾人リポーターがとある女芸人になりきって「かまへん」を華麗に使いこなしてくれてます。
是非見てみてくださいね!
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「さら」といえば「お皿」じゃないの?と思いますが、うん、もちろんそうです!
そうなんですが、関西弁には別の意味もあるのです…!それは「新しいこと」。
例えば買い物のシーンで、欲しい服を見つけて買おうとする時
店員さんに「これの新しいものはありますか?」と尋ねること、ありますよね。
そんな場合、関西では「これのさら、あります?」なんて聞き方をします。
なので関西で買い物をするときにはこの「さら」を使うと便利ですよ!
実は「さら」を辞書で調べてみると、ちゃんと漢字があって「新」「更」と書きます。
「まっさら」(新品ということ)
「更地(さらち)」(何も手をつけられていない土地)
などの言葉は全国共通語ですよね。
なので「さら」という言葉自体は辞書にも載ってますし、厳密に言えば関西弁ではないのかもしれません。ただ、関西地方ではよく使われているので、皆さんの認識として関西弁のイメージが強い言葉なんだと思います。
逆に言えば、他の地方ではほとんど使われてないかも。
実際、関西人の私が、関東で「さら」という言葉を使ってみたら「さら…?さらってなに?」というリアクションをされた経験があります。
今回も動画で、そんなあるあるなシチュエーションを再現しながら「さら」の使い方を関西在住の台湾人リポーターが説明してくれています。ぜひご覧くださいね!
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関西人でも若者の間ではあまり使わない表現ではありますが、大阪のおばちゃんなど比較的年齢層が高めの方は結構使ってらっしゃいます。
大阪のおばちゃんたちの会話の中で「飴よばれよ」なんてフレーズが聞こえてきたら一瞬「えっ???」となってしまいますよね。
「よばれよう」というのは、標準語で「いただこう」「ご馳走になろう」という意味なんです。
標準語で「お呼ばれする」という言葉がありますよね。こちらは「招待される」といった意味ですが、この言葉から派生した表現なのかもしれませんね。
仕事中に、同僚がお茶を用意してくれて「お茶はいりましたよー」と言われた時
「じゃあ休憩がてら、お茶よばれよかー」
友達の家に遊びに行った時に夕食を用意してくれて、「せっかくやし晩ごはん食べていって!」と言われた時
「ほな、夕飯よばれますわー!おおきに!」
なんて使い方がさらっとできると立派な関西人ですね!
気軽に使える丁寧な言葉なので、ぜひ「おおきに(ありがとう)」という言葉とセットで「よばれよう」を使ってくださいね。
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標準語の「違う」「~じゃない」を意味するこの言葉、関西では会話の中でめっちゃ使います。
手を横に振って、
「ちゃうでー」とか「ちゃうねん」
みたいな言い方で基本的に使ったりします。
あとは、「ちゃうちゃう」
と2回続けて言うこともあります。
この「ちゃうちゃう」の言い方を使った言葉遊びは日本人の中では定番のネタです。
中国、華北原産で「チャウチャウ」という種類の犬がいるんですが、この名前を混ぜたとってもややこしい会話です。
ちなみにチャウチャウはこんな犬種
めっちゃもふもふしてカワイイやん!
その言葉遊びがこちら!
「あれちゃうちゃうちゃうん?」 「ちゃうちゃう?ちゃうちゃうちゃうんちゃう?」 「え~ちゃうちゃうちゃうん?」 「ちゃうちゃう!ちゃうちゃうちゃう!」
敢えて全てひらがなで書いてみましたが、さーて、どんな会話が繰り広げられているか分かりますか?
正解は…動画をチェックしてくださいね!
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え?自分って私のことを指すときに言う言葉でしょ?
って思いますよね。
でも、関西弁は別の意味もあるんです。それはズバリ「あなた」。
関西弁の「自分」は
「私」のときと「あなた」の時があるっちゅーワケです。なんともややこしい!
標準語で、少し乱暴な「てめぇ」という言葉があります。
これはもともと自分のことを指す「手前(てまえ)」という謙遜語から来ており、実はとても敬意を払った言葉なんだとか。
それがなまって「てめぇ」となり、相手自身を指す使い方が一般的になり、敬意を払うどころか、相手を見下す表現に変わってしまったのだそう。
関西弁の「自分」も「てめぇ」と似ていて、
もともとは自分のことを指すんですが、時代が経つにつれて相手のことを指す意味も持ち始めました。
相手を指す場合は自分と対等の立場か下の立場の子に使います。
なので相手を指す「自分」を使う時は、その人との関係性に注意!めっちゃ仲がいい友達や恋人、家族の間柄や、年下の子なら大丈夫。
例えばレストランでオーダーする時
「私、カレーライスにするわ。自分、何食べる?」なんて相手に聞いてみたり、
「自分めっちゃおもろいやん!」なんて相手を褒めたり、
日常的なシーンで結構使えます。しかもポイントは、「てめぇ」と違って相手を見下す表現ではない使い方も全然あるということ。
ただ、
「自分な、ほんま遅いねん!」
「自分なんもやってへんやん!」
など、相手を攻める等ネガティブなセリフのときに「自分」を使うと、更に相手に圧力を与えて見下す感じになっちゃいます。
是非、関西弁で「自分」を使うときには、ポジティブなセリフの時、親しい相手に、親しみを込めて使ってみてくださいね!
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